自動車の盗難を防ぐためにやること

自動車の盗難、あなたの愛車が狙われています。

なんと2014年だけで自動車盗難の年間件数は16,000件以上もあります。
とはいっても2003年には60,000件ありました。この数字でも自動車の盗難数は約3割に減少しています。

 

自動車盗難とあわせて車上あらしの件数も減少はしていますが、これも年間に70,000件以上あり、つまり、あなたの車が盗難の被害にあう可能性もゼロではありません
愛車の盗難を防ぐため、自動車の盗難対策が必要です。

 

自動車の盗難は大きく分けると「キーつき盗難」、「キーなし盗難」2種類に分類出来ます。
「キーつき盗難」は、自動車のキーをつけたまま盗まれるケースです。「キーなし盗難」はキーを抜いてロックをかけた状態で自動車が盗まれるケースです。
どちらの自動車の盗難でもっとも多いのは、「キーなし盗難」です。
ロックをかけているのにどうやって盗むの? と思った人は、次に狙われるのはあなたの車かもしれません。

 

「キーなし盗難」は計画的な犯行が多く、大きな組織が行うこともある悪質犯罪です。
日本国内で盗まれた自動車が海外へ違法に輸出されるなど、海外の窃盗組織が関係した事件も多数報告されています。
こうした窃盗組織は技術を持っており、最近の車で標準装備されている盗難防止機構のイモビライザーを意図的に解除するイモビカッターと呼ばれる装置を使って、ごく短時間でキーなしで自動車を盗みます。

 

こんな悪質な手段をつかうのなら自動車の盗難を防ぎようがないのでは? と思うしれませんが、そんなことはありません。
自動車のロック以外にも、自動車の防犯方法はあります。

 

 

駐車場に監視カメラ・センサーライトの設置

自動車が盗まれる場所は駐車場です。特に屋外に車を止めていたり、自宅から少し離れた屋外の駐車場を使っている人は注意が必要です。
駐車場に監視カメラやセンサーライトを取り付けることで、自動車の盗難犯に警戒心を持たせることができます。

 

 

タイヤロック、ハンドルロックの取り付け

車上あらしや自動車盗難では、自動車自体が目的ではなく、自動車に乗せられている荷物や自動車のパーツを目的に盗まれることがあります
特に多いのが、自動車のタイヤやホイールです。自動車の外に露出しているタイヤは取り外しが簡単で、窃盗犯によく狙われます。
そのため、タイヤロックを取り付けることで、タイヤとホイールが簡単に盗めないようにします。
ハンドルロックとは、自動車のハンドルに取り付ける物で、これによってハンドル操作ができなくなり、パーツとしてハンドルを取り外すこともできなくなります。

 

 

警報装置、GPS追跡機能

何か自動車に異常が検知されたら大きな音で警報を鳴らす装置を自動車に取り付けるのもいいでしょう。
また、最近では盗難された自動車の現在位置をGPSによって追跡してくれるサービスをセキュリティ会社などが行っているので、もしものためにこれらの装置を取り付けておくのもいいでしょう。

 

 

 

自分の愛車を窃盗から守るためにも、自動車の防犯対策は必ずするべきです。
またロックのかけ忘れ、キーの抜き忘れには絶対に気をつけましょう